金沢のハントンライスとは? 由来がいくつもある不思議な一皿

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金沢の洋食として知られるハントンライスは、見た目も名前も印象的な一皿です。ここでは、複数の媒体で内容が一致している料理の特徴と、由来にまつわる諸説を紹介します。公式の説明は今回確認できていないので、由来は断定できません。

洋食のはじまり

どんな料理?

  • バターライスをケチャップで味付けする
  • 半熟の卵(またはオムレツ)と、マグロや白身魚のフライをのせる
  • ケチャップとタルタルソースをかける
  • 具をライスに入れないのが特徴
ぷりぷりエビフライ

由来はすべて諸説

Wikipediaによると、由来はいくつかの説に分かれます。金沢のデパート「大和」のレストランで、従業員のまかないが原型となり、料理長が考案したとされる説があります。1957年に料理長が独立して「グリルオーツカ」を開業したとされますが、この時点ではまだ提供していないと説明されています。そのため、グリルオーツカが公式に認定された発祥の店だ、とは書けません。

1967年ごろに別の料理人が独立開業した際に「ハントンライス」と名付けて提供したという説もあります。さらに、1970年ごろにパン屋のレストランの料理長が、東京で見た料理を再現したとする別の説も紹介されています。年についても確かなことは分かっていません。

ふわとろオムライス

名前の由来も謎

名前は、「ハンガリーのハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」を合わせた造語と言われます。しかし、ハンガリーに該当する料理はないとされており、名前の由来も断定できません。

はっきりしないことが多いからこそ、お店ごとの違いを食べ比べる楽しみがあります。卵の加減やフライの種類、ソースの量など、お店によって個性が出るでしょう。まかないを起点にした料理が街に根づいたとする説は、手近な材料で工夫する洋食らしさを感じさせます。ただし、これも諸説のひとつです。金沢の洋食として語られるときも、どの説を取るかで物語が少しずつ変わります。食べるときには、気に入った説を心に留めておくだけでも、一皿の味わいが深まるでしょう。ご当地の名物は、はっきりした出自がなくても、食べる人の記憶のなかで育っていくものなのかもしれません。

お出かけ前には、お店の公式な案内で営業日や時間を確認してください。金沢でハントンライスを食べた経験があれば、投稿でぜひ教えてください。

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