北九州の門司港で、ご当地メニューとして親しまれているのが焼きカレーです。ここでは門司港レトロの公式な案内の文章をもとに、どこまで分かっているのかを確かめながら紹介します。
洋食店が建ち並んだ港町
門司港レトロの公式な案内によると、門司港は明治から昭和のはじめにかけて、海外との貿易港として栄えました。数多くの洋食店が建ち並び、西洋と東洋の良さが混ざり合ったハイカラなメニューが生まれた、と書かれています。焼きカレーはそうした港町の空気の中で親しまれている料理といえます。
焼きカレーとはどんな料理か
公式の案内の説明では、ご飯の上にカレーとチーズや玉子などをのせ、オーブンで焼いた料理で、門司港発祥のご当地メニューとして親しまれているとされています。
- ご飯の上にカレーをのせる
- チーズや玉子などをのせる
- オーブンで焼く
起源について言えること
起源については、昭和30年代の門司港の喫茶店が始めたといわれる、という案内資料の見出しの記述があります。ただし諸説あるとされ、本文で裏づけを確かめることはできていません。そのため、特定の店や人物が考案したと決めることは避けます。
また、余ったカレーをグラタンのように焼いたのがはじまりだという話も伝わっていますが、これは逸話として受け止めるのがよさそうです。明治や大正から続く料理だと考えるのも、案内の記述とは合いません。港町の洋食文化の中で育ち、いまは街の名物として知られている、という程度に捉えておくのが穏当でしょう。
案内の文章を丁寧に読んでいくと、はっきり言えることと、まだ分からないことの境目が見えてきます。港町に洋食店が並んでいたという背景と、焼きカレーがいま街で親しまれているという事実は、公式な案内にそのまま書かれています。そこから先の細かな由来は、これからの調査や、地元の方々の語りにゆだねたいところです。確かなことだけを丁寧に積み重ねていくことで、料理への敬意も自然と深まっていくように思います。港町を歩くときの楽しみが、またひとつ増えるはずです。
お出かけ前には、公式の案内で営業日や時間を確認してください。門司港で焼きカレーを味わった思い出は、投稿から気軽にお寄せください。