洋食づくりは、火の通り具合や油の温度など、見た目だけでは分かりにくい場面があります。勘に頼らず、小さな道具に助けてもらうと、失敗が減り、毎回近い味に仕上げやすくなります。値段も手ごろなものが多いので、気になるものから試してみてください。
道具の効果は、慣れるほど実感できます。最初のうちは、温度計で測った数字と、見た目や音の様子を見比べてみてください。数字と感覚が結びつくと、道具がなくても判断できる場面が増えていき、料理全体に自信がつきます。
数字で確認できる道具
- 料理用温度計:揚げ油の温度や、肉の中心の火の通りを確かめるのに役立ちます。先が細く、短時間で数字が出るものが使いやすいです。
- タイマー:煮込み時間や、肉を休ませる時間の管理に。キッチンの隅にあるだけで、ほかの作業に集中できます。
- キッチンスケール:パン粉やバター、小麦粉の量をそろえると、ソースのとろみが安定します。
使う前に、道具の置き場所を決めておくのも大切です。調理中に探し回ると、火にかけたものが気になって落ち着きません。コンロの近くに立てておくなど、動線を考えると作業がなめらかになります。
仕上がりを整える道具
ゴムべらは、鍋やボウルに残ったソースをきれいに集められるので、無駄が出ません。泡立て器は、ホワイトソースののばしや、ドレッシングを混ぜるときに活躍します。目の細かいこし器があれば、ソースを漉してなめらかにでき、盛りつけも美しくなります。
トングは、肉を返したり、揚げ物を取り出したりするときに便利です。フォークで刺すと肉汁が逃げるため、はさんで動かすほうが向いています。
そのほか、計量スプーンや計量カップも、小さいけれど大切な道具です。目分量で入れた塩や砂糖は、日によって味がぶれる原因になります。レシピ通りに量ってみると、自分の好みとの差が分かり、味の調整もしやすくなります。ピーラーやおろし金のような、下ごしらえを助ける道具も、時間の節約につながります。
道具を選ぶときの考え方
たくさんそろえるより、自分がよく作る料理に合うものから選びましょう。揚げ物をよく作るなら温度計と網付きバット、煮込みが多いならタイマーと木べら、というように順番をつけると、引き出しが道具で埋まる心配もありません。使ったあとはすぐに洗って乾かし、手の届く場所にしまうと、次も気軽に使えます。