冷蔵庫や食卓にある、ケチャップ、ウスターソース、マヨネーズ。かけるだけの調味料と思われがちですが、調理の途中で使うと、洋食の味を整える頼もしい存在になります。それぞれの特徴を生かしたコツを見ていきましょう。
洋食屋さんの味を家庭で出したいときも、特別な材料を探す前に、冷蔵庫にある調味料の使い方を見直すと発見があります。かけるだけでなく、加熱する、混ぜる、下味に使うといった別の使い方を試してみましょう。
ケチャップは加熱すると酸味がやわらぐ
そのままだと酸味を感じやすいケチャップも、フライパンで炒めて水分を飛ばすと、酸味がまるくなり、旨みが凝縮します。チキンライスやナポリタンでは、具材を炒めたあとにケチャップを加え、全体になじませながら火を通すのがポイントです。
市販のソースは、商品ごとにスパイスの香りや甘みがかなり違います。いつものソースの個性を知っておくと、隠し味に使う量の加減がつかみやすくなります。
ウスターソースは隠し味に向く
ウスターソースには、野菜や香辛料の風味が入っています。デミグラスソースやハンバーグのソースに少量足すと、奥行きが出ます。ケチャップと合わせるだけで、手軽なハンバーグソースにもなります。濃い味なので、入れすぎには注意しましょう。
マヨネーズは油と卵のコクをもたらす
マヨネーズは、サラダのあえ衣としてだけでなく、焼き物の下ごしらえにも使えます。魚や肉にうすく塗ってから焼くと、表面がしっとりして、焼き色もつきやすくなります。グラタンの上に少量のせて焼く、といった使い方もあります。
- ケチャップ+ウスターソース:ハンバーグやカツにかける、手軽なソース。
- マヨネーズ+ケチャップ:オーロラソース風。揚げ物やサラダに合います。
- マヨネーズ+ウスターソース:コクのあるディップ風。野菜スティックなどに。
そのほか、ケチャップは牛乳や生クリームと合わせると、トマトクリーム風のソースになります。ウスターソースと中濃ソースでは、とろみや甘さが異なるため、料理に合わせて使い分けると、味のぶれが少なくなります。かけるだけのつもりが、混ぜたり、煮詰めたりすることで、思いがけず本格的な味に近づくことがあります。
調味料は、それぞれ塩分や甘みが違います。組み合わせるときは、少量ずつ混ぜて味見をし、好みの濃さに整えてください。