薄力粉・強力粉・片栗粉の使い分け:衣とソースで選ぶ

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台所に粉が何種類かあっても、どれをどこに使えばよいか迷うことはありませんか。洋食では衣づけ、ソースのとろみ、生地づくりと、粉の出番が意外に多くあります。粉ごとの性質を知っておくと、仕上がりの食感を狙って選べるようになります。

ぷりぷりエビフライ

三つの粉の性質

薄力粉は、小麦粉の中でたんぱく質が少なめで、軽くやわらかい仕上がりになりやすい粉です。強力粉はたんぱく質が多く、水を加えて練ると粘りとコシが出ます。片栗粉はじゃがいもなどから作るでんぷんで、水に溶いて加熱するとすき通ったとろみがつきます。

  • 薄力粉:衣の下地、ルウ、ムニエルの粉づけなど。
  • 強力粉:パンや弾力のある生地向き。衣やルウにも使えるが、やや重くなりやすい。
  • 片栗粉:水溶きにしてとろみづけ。から揚げの衣にも使われる。
あったかシチュー

衣に使うときのコツ

フライの衣では、薄力粉を肉や魚の表面に薄くまぶし、溶き卵、パン粉の順につけるのが基本です。粉は余分をはたき落とすと、衣がはがれにくくなります。粉が厚いと、揚げたときに衣だけが浮いてしまいやすいので注意しましょう。

片栗粉をまぶして揚げると、表面がカリッと軽く仕上がります。ただし冷めると食感が変わりやすいため、できたてを食べたい料理に向いています。

洋食のはじまり

ソースやルウでの使い方

ホワイトソースやシチューのルウには、一般的に薄力粉を使います。バターで粉を炒めてから牛乳やスープを少しずつ加えると、ダマになりにくくなります。粉を炒める時間は、白く仕上げたいなら短め、香ばしさを出したいなら長めが目安です。

片栗粉はとろみづけに便利ですが、必ず火を弱めるか止めてから水溶きを回し入れ、よく混ぜながら再び温めます。加熱が足りないと粉っぽさが残り、長く煮すぎると粘りが弱まることがあります。

保存と扱いの注意

粉類は湿気とにおい移りを嫌うので、袋の口をしっかり閉じ、密閉容器に入れて涼しい場所で保管します。開封後はなるべく早めに使い切りましょう。ふるいにかけてから使うと、ダマが減って全体がなじみやすくなります。目的に合う粉を手元に置くだけで、衣もソースもぐっと安定します。

粉を選ぶときは、まず仕上げたい食感を思い浮かべるのが近道です。軽くさくっとさせたいなら薄力粉、しっかりした歯ごたえや弾力がほしいなら強力粉、透明感のあるとろみがほしいなら片栗粉という具合です。家庭では薄力粉と片栗粉の二つがあれば、洋食のほとんどの場面をまかなえます。開封した日付を袋に書いておくと、使い切る目安になります。計量するときは、すりきりで量ると仕上がりが安定します。

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