カレーライスは、今や国民食です。でも、その歴史は、思ったより新しく、明治から始まります。
料理書にカレーが登場
1860年の福沢諭吉『増訂華英通語』に「Curry」の語が出てきます。1872年(明治5年)の『西洋料理指南』にはカレーの調理法が載っていて、材料には、ネギ、バター、エビ、鶏肉、小麦粉、カレー粉などが挙げられています。意外にも、アカガエルの肉が材料に出てくるのもこの本です。
- 1860年:『増訂華英通語』に「Curry」
- 1872年:『西洋料理指南』にカレーの調理法
- 1901年:正岡子規『仰臥漫録』に「ライスカレー3椀」
- 1926年:稲田食品製造所(現ハウス食品)が固形ルウを発売
玉ねぎはいつから?
初めのころのカレーは、玉ねぎではなく長ネギが使われていました。玉ねぎが使われ始めたのは明治20年(1887年)以降とされます。
金曜カレーの話
海上自衛隊の「金曜はカレー」は有名ですが、「旧海軍からの伝統」と単純に言い切ることは避けるのがよいようです。戦後に週休2日制になった際の、曜日感覚を保つ工夫として定着したという説明もあります。
子規が食べたライスカレー、あなたの家のカレー。投稿で、わが家のカレーの話もぜひ。