春になると、店先に新玉ねぎや春キャベツが並びます。どちらも水分が多くてやわらかく、秋冬の野菜とは少し違う扱い方をすると持ち味がいきます。ここでは、家庭の洋食に取り入れやすい使い方を紹介します。
新玉ねぎは火を入れすぎない
新玉ねぎは辛みが穏やかで、生でも食べやすいのが特長です。薄切りにして水にさらしすぎると甘みが逃げるので、さっと洗う程度で十分です。スープに入れるなら、くし形に切ってコンソメで10〜15分ほど煮ると、とろりとやわらかくなります。ハンバーグのたねに使う場合は、水分が多いのでしっかり炒めて冷ましてから混ぜると、焼いたときに形が崩れにくくなります。
春キャベツは葉のやわらかさをいかす
春キャベツは葉がふんわり巻いていて、千切りにすると口当たりが軽く仕上がります。ロールキャベツにするなら、煮込み時間は冬のキャベツより短めでも足りることが多いです。炒めものは強めの火で手早く仕上げると、シャキッとした食感が残ります。
- 新玉ねぎのスープ煮:丸ごと近くまで大きく切って、やわらかく煮る。
- 春キャベツ入りのコールスロー:塩を軽くふって水気を絞ってから和える。
- 新玉ねぎのオニオンリング:厚めの輪切りにして衣をつけて揚げる。
- 春キャベツとベーコンの蒸し煮:少量の水とバターで蓋をして短時間で蒸す。
保存と使い切りの工夫
新玉ねぎは水分が多く傷みやすいので、風通しのよい涼しい場所に置くか、冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに使い切りましょう。春キャベツは、芯をくり抜いて湿らせたキッチンペーパーを詰めておくと、しおれにくくなります。使い切れないときは、刻んで冷凍しておき、スープやミートソースに加えると便利です。
春の食材は出回る期間が短いので、見かけたときに楽しんでおくのがおすすめです。買うときは、玉ねぎなら重みがあって皮につやのあるもの、キャベツなら葉が鮮やかな色で、持ったときにふんわりしているものを目安に選ぶとよいでしょう。
春の野菜は、あまり濃い味をつけず、素材の風味を中心に組み立てると失敗しにくくなります。たとえば、新玉ねぎとベーコンをバターで軽く炒めて塩こしょうをするだけでも、立派な付け合わせになります。春キャベツのしゃきっとした食感は、火を通しすぎないほうが生きるので、鍋やフライパンの前を離れないのがコツです。冷蔵庫に半端な野菜が残ったら、細かく切ってスープにまとめてしまうのも手軽な方法です。
旬の食材は味が濃く、調味料を控えめにしてもおいしく食べられます。バターや塩を少しずつ足しながら、野菜そのものの甘みを味わってみてください。春の食卓にぴったりのレシピや工夫があれば、ぜひ投稿でお寄せください。