来客や家族が増える日、2人分のレシピを倍にして作ることがあります。ところが、全部をそのまま2倍にすると、味が濃くなったり、火が通りにくくなったりすることがあります。ポイントを押さえて、安定して作りましょう。
調味料は少なめから足す
食材は2倍でも、調味料は1.5倍ほどから始めると、味を調整しやすくなります。塩やしょうゆ、ソース類は後から足せますが、入れすぎると戻せません。煮込みでは、水分の蒸発が増える量と、鍋の大きさで変わるので、仕上げに味見をして整えます。
- 塩・しょうゆなど:1.5倍程度から始め、味を見て足す。
- スパイス・香辛料:少なめにして、様子を見る。
- 水・スープ:鍋の大きさに合わせ、かぶる量を目安にする。
火加減と鍋の選び方
量が増えると、材料の温度が下がりやすく、火が通るまでに時間がかかります。焼く料理は、フライパンに詰め込みすぎると蒸し焼き状態になり、焼き色がつきません。大きめのフライパンを使うか、2回に分けて焼きましょう。煮込み料理は、材料が収まる大きさの深い鍋を選びます。
時間の目安
煮込み時間は、量が2倍でも単純に2倍にはなりません。材料が大きいほど、火の通りは時間を延ばして調整しますが、レシピの時間に少し足す程度から始め、串を刺すなどして確かめます。オーブン料理は、天板に並べる数が増えると、焼き色や焼き時間がずれやすいため、途中で位置を入れ替えると均一に仕上がります。
- 材料を2倍に計量し、調味料は少なめに準備する。
- 鍋やフライパンの大きさを確認する。
- 火加減は同じか少し強めにし、時間は様子を見て延ばす。
- 仕上げに味見をして、塩気や濃さを整える。
増やした料理は、盛りつけや保存にも気を配りましょう。4人分を一度に作ると、食べきれない場合があります。残った分は、粗熱を取って小分けにし、冷蔵や冷凍で保存します。次に食べるときは、全体が熱くなるまでしっかり温め直してください。また、はじめて倍量で作る料理は、いきなり来客の日に試さず、家族の食事で一度作っておくと安心です。そこでの気づきをメモに残せば、次回はもっとうまく作れます。
炒めものを増やすときは、具材を入れる順番にも気を配ります。火の通りにくい根菜を先に炒め、そのあとで葉物や肉を加えると、全体にむらなく火が通ります。また、味を決めるのは仕上げの味見なので、レシピの数字に頼りすぎず、舌で確かめる習慣をつけましょう。